序論-047までで『詩集 純粋・相対性少女原理◎序論』のオリジナル版再掲載を終えました。これからは新作を適時掲載していくつもりですが、間隔は未定(気まぐれ)です。気長にお付き合いください。また気が向いたら何か呟くかもしれ […]
序論-047
少女の形態を正確に記述する試みは、 未だに実現不可能な行為であり、 また禁忌に近い。 謂わば其れは夢の再構築と同義である。
序論-046
イデア界に存在するとされる少女の原器が 遂に発見された時、 那辺は暗黒に包まれて崩壊するで在ろう。
序論-045
抛物線は少女の円舞的記述式と解釈出来るので、 少女を形成する凡ゆる曲線に頻出する。
序論-044
少女の質量は僅かで、 その殆どが菓子や衣服や装飾品である。 しかも少女が何も身に付けて居ない時、 質量は負数を示す。
序論-043
少女がブラウン運動している時に 行く手を塞いではいけない。 摩擦係数が急上昇し、 時に危険を伴う。
序論-042
少女は或る振動を加えると励起し、 コヒイレンスな性質を帯び始める。 笑うと輝き出すのは其の為。
序論-041
少女は自然数の庭に、 素数の如く存在し、 無理数のように振舞い、 虚数の位置を占めて咲き誇る。
序論-040
少女が小首を傾げるのは、 太陽の角度とは余り関係が無く、 寧ろ月との角度である。 例え昼間の時間帯に於いても。
序論-039
差分機構、 脱進調速機構、 間欠機構などに 少女が現出する。 所謂、 計算機、 時計、 映写機にである。